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[クラシック・ニュース 2003/01/19-2003/01/25]

1月24日(金)
カザルスホールの銘器アーレントオルガンの音を残して!CD制作!

カザルスホール写真

 カザルスホールが10周年を迎えた1997年に、ドイツのユルゲン・アーレントが製作したオルガンが設置された。現代ドイツの名匠、ユルゲン・アーレントは北ドイツ・バロック様式の楽器製作者として有名である。彼がドイツやデンマークの17〜18世紀の歴史的オルガンを修復する中で会得した技術と、当時の演奏にもっともふさわしい技術を備えた製作者として迎えられている。

 カザルスホールのオルガンも、演奏家から銘器として高い評価を得ている。その素晴らしいホールの音響条件と、オルガンの絶好調の時にCDとして残しておきたいという願いがまとまり録音の運びになった。カザルスホールのレジデンスオルガニスト:水野均の演奏で、楽器の特性を最も表したプログラミングで豊かな響きを楽しめるようになっている。
 このハイブリッドCDは、CDの他にSACDやSACD5.1サラウンドといった機能を持った製品である。


 ◆『水野均/アーレントオルガン at カザルスホール』
◎N.ブルーンス :プレルディウム ト長調
◎D.ブクステフーデ:コラール幻想曲「暁の星のいと美しきかな」BuxWV223
◎J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
◎J.S.バッハ:コラール前奏曲「わが心の切なる願い」BWV727
◎J.S.バッハ:パッサカリア ハ短調 BWV582

fine NFオリジナルSACD5.1サラウンド・バランス・テストつき
Fine NF CD番号:NF62201
価格:オープン
チャンネル:Stereo/Multi ディスクの種類:ハイブリッド




1月23日(木)
カザルスホールは何処に!「ヴィオラスペース2003」は紀尾井ホールへ

 「カザルスホール」は1987年にオープン、室内楽専用ホールとして開館した。ホールの音響の良さや、数々の名企画とホールの立地条件でにぎわってきた。しかし親会社の経営不振から、カザルスホールのあるお茶の水スクエアは日本大学に売却された。同スクエアB・C館は取り壊されるが、カザルスホールのあるA館はそのまま残ることになった。

 現在のところ大学側は「カザルスホール」を音楽ホールとして活用してゆくと発表している。運営委員会の検討のもと今後の展望が明らかにされるだろう。ファンにとって大変気になるところである。
 幸い「ヴィオラスペース2003」は紀尾井ホールの自主企画として続けられることになって、ファンは胸をなでおろした。名物企画のアマチュア室内楽フェスティバルは、王子ホールの公演として引き継がれ、つい先日1月18・19日盛況のうちに終了した。
 「仲道郁代の音楽学校」も昨年から第一生命ホールを中心に全国各地で続けられている。2003年のこのプランは9月12日(金)第一生命ホールで開かれる。

 ◆「ヴィオラスペース2003」
2003年5月18日(日) 14時  紀尾井ホール
2003年5月19日(月) 19時  紀尾井ホール

◆「若手演奏家のための公開マスタークラス」
2003年5月16日(金) 13時 紀尾井小ホール
2003年5月17日(土) 13時 紀尾井小ホール

詳細:「ヴィオラスペース2003」/「若手演奏家のための公開マスタークラス」(紀尾井ホール)
http://www.kioi-hall.or.jp/calendar/concert_h.html#0518
王子ホール
http://www.ojihall.co.jp/jp/frame_jp/top_index.html
「仲道郁代の音楽学校」(仲道郁代オフィシャル・サイト)
http://www.ikuyo-nakamichi.com/school.html




1月23日(木)
映画『エルミタージュ幻想』2月22日公開決まる!予告編を!

映画『エルミタージュ幻想』写真

 映画『エルミタージュ幻想』の予告編を「インタビュー@クラシック」でご覧いただけます。
http://www.music.co.jp/classicnews/interview/

 世界遺産の「エルミタージュ美術館」の内部を、90分ワンカットで撮影された映画に興奮した。映画『エルミタージュ幻想』の映像で、エルミタージュ美術館の物凄いコレクションに驚くばかりだ。それをワンカットで捉えた撮影に脱帽する。我らがマエストロ:ワレリー・ゲルギエフもマリンスキー歌劇場管弦楽団と登場する。

◆2003年2月22日(土)から渋谷「ユーロスペース」でロードショー
問:03-3461-0211

◆ 4月12日から 名古屋「名古屋シネマテーク」
TEL:052(733)3959

◆映画館でも順次公開予定
札幌「シアターキノ」 TEL:011(231)9355
岡山「シネマ・クレール」 TEL:086(232)2281

詳細:エルミタージュ幻想(パンドラ)
http://www.pan-dora.co.jp/hermitage/




1月23日(木)
ピュイグ=ロジェ先生が逝って10年!その残したもの!

アンリエット・ピュイグ=ロジェ/写真
アンリエット・ピュイグ=ロジェ/写真
アンリエット・ピュイグ=ロジェ/写真
 忙しそうにコンサート会場に現れステージに立つこともあれば、やさしい眼差しで教え子の演奏に聴き入るピュイグ=ロジェ先生の姿が目に浮かぶ。楽屋ではまるで小鳥がさえずるように、エネルギッシュで賑やかな動きはとても年齢を感じることがなかった。

 彼女が他界して10年が経つ。日本において彼女の残した数々の業績は非常に大きい。その薫陶を受けた演奏家が大きくひろがり、日本の音楽界に与えた影響は計り知れないものがある。その業績をたたえてコンサートや遺稿集の出版がおこなわれる。

 アンリエット・ピュイグ=ロジェは1910年に生まれ、フランスで作曲家、ピアニスト、オルガニストとして活躍する。パリ国立高等音楽院のピアノ伴奏科で後進の指導をおこなっていたが、定年退官後、直ちに東京芸術大学に招かれて来日する。その最晩年は日本の音楽界のために大きな貢献を果たした。

 日本文化に大きな関心を持っていた。日本を愛し、日本の生活にとけ込んで、演奏活動でも日本の津々浦々まで出かけた。また新井薬師の骨董市に顔を出すことも大きな楽しみだった。


 ◆《アンリエット・ピュイグ=ロジェの肖像》
〜没後10周年記念コンサート〜
2003年1月25日(土) 18時 東京芸術大学奏楽堂(大学構内)

入場料 :1,800円(全席自由)

◎オリヴィエ・メシアン:前奏曲集(抜粋) 
 藤井一興(ピアノ)
◎アンリエット・ピュイグ=ロジェ:4つのフランスのバラード
◎砂屋のおじさん/仔熊のワルツ
 野々下由香里(ソプラノ)、林達也(ピアノ)
◎アンリエット・ピュイグ=ロジェ:オルガンのための交響詩「バラの木の山々」
 早島万紀子(オルガン)
◎ビデオ上映 生前のピュイグ=ロジェ先生
 国立音楽大学におけるオルガン・ピアノ演奏と講演
◎アンリエット・ピュイグ=ロジェ:ルシヨンの3つの民謡
 向山佳絵子(チェロ)、野平一郎(ピアノ)
◎アンリエット・ピュイグ=ロジェ:三楽章の組曲
 佐久間由美子(フルート)、吉野直子(ハープ)
◎モーリス・ラヴェル:ラ・ヴァルス
 藤井一興、野平一郎(ピアノ)

詳細:http://www.geidai.ac.jp/sougakudou/2002/20030125.html
企画内容について:(野平一郎氏のホームページ)
http://www.ff.iij4u.or.jp/~nodaira/new.htm
問:03-5685-7700


 ◆【最新刊 図書】
《ある「完全な音楽家」の肖像》──マダム・ピュイグ=ロジェが日本に遺したもの

船山信子=編
四六判・上製、392頁+口絵8頁 定価本体3800円+税
2003年2月3日発売予定

 「芸大の教育ママ」として親しまれ、最晩年の12年間を日本の音楽教育に捧げたアンリエット・ピュイグ=ロジェ(1910〜1992)の遺稿を中心に、野平一郎、藤井一興ら高弟の証言や、編者・船山信子による「ピュイグ=ロジェ小伝」もあわせて、この稀有の音楽家の実像に迫る。

 ピュイグ=ロジェはパリ国立高等音楽院(コンセルヴァトワール)時代、クラスメートだった作曲家のメシアンでさえ果たせなかった6つの一等賞(プルミエ・プリ)獲得という偉業をなしとげ、その後、母校のピアノ伴奏科の名教授として君臨し、後進に多大なる影響を与えた。旧フランス国営放送のピアニストや教会オルガニストなども務め、演奏家としても一時代を築いた人である。

 作曲家、演奏家、教育家という異なる分野において、最高の水準を体現したこの「完全な音楽家」が、なぜ人生の終楽章を極東の地、日本に捧げたのか、彼女がわたしたちに遺してくれたかけがえのない遺産とはなんなのかということが、彼女自身の言葉を通して明らかになってくる。

 なお、1/25(土)、ゆかりの東京芸術大学奏楽堂において行われるピュイグ=ロジェ没後10周年記念演奏会において、特別に100部のみ先行発売される。




1月21日(火)
【音楽雑誌さまざま】「CAMPANELLA カンパネラ2」「ムジカノーヴァ2月号」「音楽現代2月号」「ショパン2月号」「ぶらあぼ2月号」

 ◆クラシック音楽マガジン「CAMPANELLA カンパネラ 2 No16」
 英国の輝かしい黄金期の音楽から今日にいたる足跡をたどる特集となっている。人気ヴァイオリニスト川久保賜紀、若手ギターの大萩康司など、スポットのあたるアーティストたちが続々登場する。これで16号になったが、少しずつカラーが出てきた。これからに期待したい。
定価650円
奇数月10日発売!(隔月刊)A4変型 112ページ
アートユニオン クラシック音楽事業部 03-3770-2371
http://www.artuniongroup.co.jp/campanella/


 ◆ピアノ情報誌「ムジカノーヴァ 2月号」
 いよいよ音楽大学の入試の時がやってきた。入試に関するワイド特集で入試のあり方、それ以後の問題にも関心を払われている方が多いと思う。ベテランの実力ピアニスト長岡純子のインタビューがうれしい。センセーショナルな人気を追う傾向が見られるなかで、このような大人の芸術家の発言の重みを読みとってほしい。教えることから再び演奏の場に戻った。これからの活躍を大いに期待したい。
定価880円
音楽之友社 03-3235-2675
http://www.ongakunotomo.co.jp/


 ◆「音楽現代  2月号」
 なんと云っても朝比奈隆の特集に目がひかれる。亡くなられて1年が経つが、その存在の大きさを改めて感じる。マエストロ朝比奈への思いが指揮者:下野竜也によって率直に述べられている。ほんとに自分が知っている曲というものは狭いものだ。今月の特集「知られざる名曲・秘曲への誘い」で新しい曲への手がかりとなる内容がうれしい。 
定価960円
芸術現代社 03-3861-2159


 ◆ピアノ音楽誌「ショパン 2月号」
 「いまこそショパン」の大特集だ。
【注目!】3月1日から4月13日にかけて府中市美術館でショパン展が開かれる。雑誌「ショパン」の企画事業として、来月号で詳細が明らかになる。ショパン・コレクション、ミツキエヴィチ博物館、ポーランド図書館などの門外不出のショパンの遺品が公開されそうだ。
 この情報が入ったためここで紹介した。「ショパン」のホームページにも併せて掲載されるだろう。
定価750円
(株)ショパン 03-5721-5525
http://www.chopin.co.jp/


 ◆フリー音楽情報誌「ぶらあぼ 2月号」
 「ぶらあぼ」を毎月18日の配布時に受け取るようにしているが、うっかりすると、もらい損ねる場合があるくらいフリーの人気情報誌である。ハンディな版型もあって重宝にしている。音楽情報もほぼ網羅している。配布先は全国チケットぴあ、各地の主なホール、音楽大学、レコード店、楽器店で無料で入手できる。
定期購読も可能「東京MDE」 03-3518-2929
ぶらあぼ
http://www.mde.co.jp/





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